mathjax

2010年2月28日日曜日

文章は写経のように書くのがいい

文章は写経のように書くのがいい
香山 リカ


香山先生の作品である。先生といっても、お医者様だから先生とお呼びしている。

そして香山先生はずるい。執筆活動はしても作家ではない。書きたいから書くのではない、依頼してくれる人がいるから書くのだと言う。(「自分にとって書くことが心の整理や安定につながるから」というのも理由としてあげられている。)

あまり感情がこもってしまった文章は良くないと、サクサクと書けたものを本にするのだという。

読んでいて少し腹立たしかった。そんな半端な気持ちで書かれたものを、お金を払って読んでいる自分とは何なのか。さらに腹立たしいのは、それでもなお香山作品はそれなりに読むべき所があるということである。

“潜在的なその能力はいったいどこに隠れていたのだろう。潜在的なその能力は、実は隠れていたのではなく、自分で隠していたのである。「隠す」とはいっても、もちろん意識的にそうしたわけではない。「自分なんかダメだ」という自己否定の感情や劣等感、「自分に何かができるワケはない」という思い込みが、知らないあいだに自分の能力を押さえ込んでしまっていたのだ。”

本作は、文章の書き方について書いてある作品だが、その文章の流れには、若干偏りが見られ、不足している部分もあるが、取り上げられている内容に関しては、それなりに参考となることも書いてあり、「買って損をした。」とは言わせない内容には仕上がっているのである。

でもやっぱり何かバカにされている気がする。

0 件のコメント:

コメントを投稿