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2016年9月17日土曜日

Bluetoothの参考書

Bluetoothのことを知る必要があり、図書館で4冊ほど本を借りてみた。結果、16年経った今も、「Bluetoothガイドブック―ワイヤレス通信の新技術」は役立つ資料だった。


明解Bluetooth―パソコン・携帯電話・家電をつなぐ新技術
モバイルコンピューティング推進コンソーシアム
リックテレコム
発売日: 2000/10


Bluetoothの応用範囲などの説明のページが6割。2016年では不要な情報。
技術部分の記載は、仕様書からいろいろな情報をかいつまんで説明しているが、どれもさわりに過ぎず結果何も理解できない。

8割がBluetoothの応用に関する説明。
2割で技術的な部分のハイライトをまとめて書いている。分かっている人は何のことかわかるが、これを読んで学ぶというのは無理。

Bluetooth技術解説
杉浦 彰彦
ソフトリサーチセンター
発売日: 2001/03





Bluetoothで使われているスペクトル拡散通信技術などの説明が主題。1割程度Bluetooth規格の説明もあり簡潔に書かれているが分量としては少ない。後半3割程度で実際のデバイスの動向など説明があるが2016年現在では不要。

Bluetoothガイドブック―ワイヤレス通信の新技術
宮津 和弘
日刊工業新聞社
発売日: 2000/09
Bluetoothで通信を始めるとき、どんな手続きを行って通信を始めているんだ?というところを説明してくれていて、説明自体も分かり易く、取り掛かりとして非常に参考になった。特に第5章。但しBluetooth 1.0をベースに書かれているものなので、あくまでイメージをつかむもので、最新の規格は仕様書そのものにあたる必要がある。仕様書を読むための予備知識としては非常に良い資料だった。
  • 第1章 Bluetoothとは
  • 第2章 Bluetoothの開発の背景と目的
    • Bluetoothの有用性を説明する章。16年の間に実社会で証明済。
  • 第3章 Bluetoothを利用したアプリケーション
    • Bluetoothの応用例の紹介。当時の予測が載っているが、現在は実社会で活用が進んでいるので見なくてよい。
  • 第4章 Bluetoothの技術性能と特徴
    • 送信電力 1mW, 100mW
    • マスターとスレーブでピコネットを構成。
    • ピコネット内にマスターは1つ。スレーブは最大7つ。
    • パケットはマスタースレーブ間でのみ送受信され、スレーブ同士の直接の通信はできない。
    • 1ピコネットあたり最大3通話まで同時に通信ができる。
      • 回線交換型通信リンク「SCO (Synchronous Connection Oriented)リンク」を用いた音声情報の送受信。
        • 予め定められた周期的な間隔でスロットを与え、一定した通信帯域を提供する。
        • 「SCOパケット」を通信リンク上で送受信する。
        • 「SCOパケット」は、音声伝送を主目的とした、誤り訂正の強度に応じた3種類のパケットと、音声とデータを1つのパケットにカプセル化したパケットの4種類が定義されている。
    • ACLリンクは1ピコネットあたり1つしか設定できない。
      • パケット交換型通信リンク「ACL (Asynchronous Connection Less)リンク」を用いたデータ情報の送受信。
        • 通信スロットの空き状態に応じてマスターがスレーブにポーリングする。
        • 「ACLパケット」を通信リンク上で送受信する。
        • 「ACLパケット」はACLリンクの回線品質の状態によって使い分けされる。7種類の定義がある。
        • 非同期通信、アイソクロナス通信、同報通信の通信リンクが設定可能。
  • 第5章 Bluetoothのプロトコル概要
  • 第6章 これからのBluetoothを考えるにあたって

Bluetooth Essentials for Programmers
Albert S. Huang Larry Rudolph
Cambridge University Press (2007-11-29)


電子書籍では、
 ファイル形式:Adobe DRM PDF
 発売日:  2007年10月01日
 商品番号:  9780511353093
 http://books.rakuten.co.jp/rk/3b39bdd7b0284c088a039752998ef2ea/
のものも販売されているがこちらはPDFなので、電子書籍ではページレイアウトに自由度のあるこちらのePUB版の方が見やすい。(Kindle版のレイアウトは不明。)
内容としては、下記で無償で提供されている内容をもう少し詳しくしたもの。
 https://people.csail.mit.edu/albert/bluez-intro/
 http://people.csail.mit.edu/rudolph/Teaching/Articles/BTBook.pdf
構成としては、
 1. Introduction
 2. Bluetooth programming with Python
 3. C programming with GNU/Linux
 4. C programming with Microsoft Windows XP
 5. Java - JSR 82
 6. Other platforms and environments
 7. Bluetooth tools in Linux.
となっていて、IntroductionでBluetoothの通信の概要があり、以降のページはそれをソフトで実現するときにそれぞれの言語だとどのような感じになるのかということが説明されている。
内容はライトなもので詳細までは書かれていないようだが、取り掛かりとしては良いように思う。上記の無償のものを見て、もう少し詳しく見たいというときに購入すればよいと思うが、本当に詳しいところまで知りたい場合には、物足りない可能性がある。


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